| ダイナミックな江戸風水は、日本オリジナル? |
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東京は強力な“風水都市”です。
ここに実現されている風水技術は、ダイナミックで複雑で、きっとこれだけの技術が駆使されている都市は、世界のどこにも存在しないでしょう。
しかもその基本計画は江戸時代の初期に、すでに完成していました。
これが「江戸風水」です。
江戸風水の特徴はいくつかありますが、最大最強のものは「螺旋水路(らせんすいろ)」です。
江戸の古地図をご覧ください。
水路が螺旋形になっているのが、はっきりわかるでしょう?
江戸・東京の水路や掘り割りは、一般に「内堀」「外堀」と呼ばれています。
道路にも内堀通り、外堀通りと名付けられているくらいです。
まるで、皇居を中心に、同心円の堀が何重にも造られているかのようなイメージを持ってしまいます。
しかし事実は、まったくそれと異なります。
江戸の「堀」に、内も外もないのです。 |
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| 富士のエネルギーを江戸城へ? |
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明治以降、堀はあちこちで埋められ潰されて寸断されてしまいました。
それがなおさら本来の姿を見えにくくしています。
東京の街を移動していると、あちこちで突然大きな堀に出会うことになります。
しかも、見渡せば両端が切れていて、まるで貯水池です。
たとえば市ヶ谷は釣り堀と化していますし、赤坂見附の弁慶堀はボート遊覧の専用池のようです。
しかし実は、内堀も外堀も元々はひとつながりの一本の水路であって、全体の形は螺旋形(らせんけい)=スパイラルなのです。
なお、この地図は上が西になっているのでご注意ください。
江戸の古地図はほとんどがこの向きになっています。
だから左へ90度回転させたつもりで眺めてください。
どうです、富士山のほうから旺気=エネルギーがやってくるとすれば、まさにそれを吸い込んで、螺旋の中心部の江戸城へ取り込んでいるのがよくわかるでしょう?
姫路城、安土城、大阪城もこの手法で設計されていました。
平安京までは、日本の都市は「長安スタイル」を採り入れて碁盤目状の街づくりをおこないました。
ところが、織田信長の安土から、街並みを螺旋形に設計するようになります。
この手法の発案者は天海ですが、このテーマはちょっと長くなるので、興味のあるかたは拙著『日本風水』(木戸出版)をご覧ください。 |
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| 新たな螺旋と、“風水断ち”で三井グループは弱体化? |
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この手法は、実は現代にも引き継がれて、私たちの身近にも新たな風水として存在しています。
安倍晴明が発案したと思われる、最も強力な“気”を取り込む螺旋構造。
江戸風水は、これを「水路」で実現しましたが、実は明治以後にも同じ思想をさらに発展させて“東京風水”が実行されています。
新たな風水は、道路と鉄道です。
「環状7号線」いわゆる「カンナナ」は耳にお馴染みですが、そのほかには環状何号線を知っていますか?
「カンロク」は、通称「山の手通り」ですね。
「カンパチ」は、寿司ネタみたいですが、延々と工事中で未完成です。
この辺りは、だいたい一般的に知られていますが、環状線は1号から8号まであります。
しかし実は、部分的にしか建設されておらず、しかも「環状」といいながら、同心円にはなっていません。
この論理は、まるで“天海の水路”とそっくりですね。
(※なお現在は、都心環状、中央環状、外環道をベースに「3環状9放射」という計画になっています。)
そしてその建設過程で、天海もびっくりの、ある政策が実行されたのです。
それは「三菱による、三井の“風水断ち”」です。
その成果はみごとに的中し、三井グループはひたすら弱体化することになりました。
すでに1673(延宝元)年には、江戸本町一丁目に越後屋を開店して、以来発展を続けてきた三井に対して、三菱は新興です。
三菱が新たに入手した丸の内地区は、見渡す限りの荒地でした。
しかしそこから計画は始まります。
三菱がおこなった効果的かつ決定的な風水断ちとは何か?
ここで読者に質問です。東京の日本橋に行ったことはありますか?
地域のことではなく、まさに「橋」としての日本橋です。
一度でも行ったことのある人は、あのあまりにも情けない姿を忘れることができないはずです。
日本の街道の原点、名にしおう日本橋。──それなのに、頭のすぐ上に、まるで押さえつけるように首都高速道路が走っています。
これでは日本橋の運気は殺されたも同然です。
読者のなかには、きっと三井グループのかたもおられることでしょう。
これは、あくまでも「私の説」です。それ以上でも以下でもありません。
しかし説を唱えた以上は「解決の法」も示すのが、この道のならいです。
さて、日本橋問題の解決法は何か。
そう、あの高速道路を日本橋の上から撤去すれば良いのです。
ちなみに、こんなHPが公開されています。
三井不動産「日本橋再生──橋のある風景の復活へ」
三井vs三菱──風水戦争の第2ラウンドに突入です。
(第8回 了)
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